ワールドカップボランティア、いよいよ本番〜ファンゾーン開設へ最後の研修

復興釜石新聞2019/09/24

ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)で2試合が行われる釜石市で14日、開催期間中に市民ホールTETTO周辺に設置されるファンゾーンで来訪者サービスなどを担う公式ボランティアの最後の研修が始まった。20日のW杯開幕まで1週間、25日に釜石で行われるフィジー対ウルグアイ戦まで10日。研修に臨んだボランティアは「いよいよ本番。来訪者が釜石を存分に楽しめるように」と気持ちを高めていた。

 

 試合会場周辺の運営補助などに当たる公式ボランティアは約700人で、このうち大型画面で試合観戦ができるファンゾーンで案内などを担うボランティアは約100人。今年2月のオリエンテーションを皮切りに、これまで3回の研修を重ねてきた。

 

 この日の研修では、手荷物検査の案内や外国人対応などの内容、注意点などを確認。ファンゾーンが設けられる市民ホールの周辺を巡り、ボランティアとしての実際の動きにイメージを膨らませた。説明に当たったファンゾーン運営担当者は「まずは笑顔でおもてなしを」と呼び掛けた。

 

 久慈市から駆け付けた佐々木裕毅さん(62)は釜石出身で、長く小学校の教員を務め2年前に退職。母親が一人で定内町に暮らす。「仕事も一段落し、W杯で国内外から古里を訪れる人たちのお手伝いができれば」とボランティアに応募した。

 

 震災直後には鵜住居町で、がれきの片付けなどボランティア活動に汗を流した。「当時はまさか釜石でラグビーワールドカップが開かれるとは思いもしなかった」と佐々木さん。「自分なりのおもてなしで、来訪者が良かったと思い出が残せるようにしたい」と本番を心待ちにした。

 

 ファンゾーンは20日から11月2日まで30日間にわたって開設。期間は、開催12都市の中で最長となる。飲食ブースを併設した大型画面で観戦できるほか、多彩なステージイベントも繰り広げる。

 

(復興釜石新聞 2019年9月18日発行 第825号より)

 

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