復興スタジアムの説明を受ける受講者

自然を五感で感じながら、いわて環境塾 釜石を会場に〜森林・海洋資源の役割を理解、鵜住居スタジアムも見学

復興スタジアムの説明を受ける受講者

復興スタジアムの説明を受ける受講者

 

 7月に開講した「いわて環境塾2020」(県主催)の第3回講座が19日、釜石市を会場に開かれた。県内各地と宮城県仙台市から50人が受講。釜石市内から5人が講師を務め、同市が誇る森林、海洋資源や持続可能な観光について講義した。

 

 同塾は環境保全に関する知識を習得してもらい、地域で活躍できる人材を育てようと2018年度から開設。本年度は県内5市町で全6回の講座が組まれており、うち2回(葛巻町、釜石市)は屋外開催。山や海など自然を五感で感じながら環境学習を進めるスタイルを取り入れている。

 

 19日は釜石鵜住居復興スタジアムと釜石魚市場岸壁が会場。釜石地方森林組合の高橋幸男参事、同組合に派遣されている釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)手塚さや香さん、かまいしDMCコーディネーター久保竜太さん、尾崎白浜の漁師(第三漁裕丸船長)佐々木洋裕さん、尾崎100年学舎代表の久保晨也さんが講師を務めた。

 

 スタジアムのスタンドで講義した高橋参事は、国内外の林業の現状や森林の役割、同組合の東日本大震災からの復興の歩みなどを紹介。受講者が座る客席(シート)や諸室、トイレなどに市内の大規模林野火災の被災木が使われていることも説明した。

 

 国連のSDGs(持続可能な開発目標)に向けた組合の取り組みも示し、「森林業には環境、社会、経済性を考えたデザイン力が必要。地域に合った森林経営ができれば、まち全体の豊かさ、防災力強化にもつながる」と話した。

 

 受講者は昼休憩の時間にスタジアム内を見学。自然と調和し、世界的評価を受ける施設に理解を深めた。

 

 同塾の事業を受託する地域商社、サンサンスターラボ(葛巻町)の髙野嘉明代表取締役は「受講者の6、7割は20~30代。若者の環境問題やSDGsへの興味がうかがえる。学びを深め、環境のために自分ができることを考えていってほしい」と期待した。

 

 第4回講座は10月10日に一関市で開かれ、SDGsについて学ぶワークショップが行われる予定。

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

いのちをつなぐ未来館の名誉館長に就任した加藤孔子さん(右)

元釜石小校長の加藤さん、鵜住居・いのちをつなぐ未来館名誉館長に〜釜石の防災教育を広く発信、「聴く力を磨いて」と訴える

いのちをつなぐ未来館の名誉館長に就任した加藤孔子さん(右)

いのちをつなぐ未来館の名誉館長に就任した加藤孔子さん(右)

 

 東日本大震災当時、釜石市立釜石小の校長だった加藤孔子(こうこ)さん(62)=盛岡市在住=が、鵜住居町の津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」の名誉館長に就任した。現在、岩手大教員養成支援センター特命教授を務めており、同館では不定期に活動。展示やガイド内容の充実など助言を行う。18日には修学旅行で同館を訪れた小学生を特別ガイド。日頃から防災意識を高めておくために大切なこととして「聞く力を磨いてほしい」と訴えた。

 

 加藤さんは岩大教育学部卒業後、平田小で教員生活をスタート。2008年4月に校長として初めて着任したのが釜石小だった。12年3月まで勤務し、滝沢東小、見前小校長を歴任、18年3月に退職。19年4月から同特命教授を務めている。

 

 釜石小での勤務時、授業で「津波てんでんこ」の言い伝えをくり返し教えた加藤さん。通学路にある危険箇所、避難場所を知るため児童自らが歩いて探る防災安全マップづくり、災害時に児童が自らの判断で命を守ることを目標として下校時避難訓練に取り組んだ。

 

 震災発生時、全校児童184人の多くがすでに下校。学校の管理下になかったものの、一番近い避難場所や高台に避難するなど自分たちで判断、行動し、全員が各自で命を守った。

 

 学校で学んだことを思い出して行動しただけ―。子どもたちの言葉から、加藤さんは「友達や先生の話を普段から聞くことで命を救うことができる」と感じた。

 

 この日、一戸町立一戸南小(飯岡竜太郎校長、児童94人)の6年生14人らに対し、釜石小の事例を説明した加藤さん。「学校での話をよく聞いて、覚えていたから命が助かった。普段から話を聞くことが自分やたくさんの人を守ることにつながる」と呼び掛けた。

 

 同館で加藤さんの主な役割は防災学習や展示・企画展の助言、支援。これまで同館では鵜住居の子どもたちの避難行動を中心に伝えてきたが、今後は釜石小の事例も発信し、釜石の防災教育の成果と教訓を明らかにする取り組みに力を入れる考えだ。

 

 「防災教育というと避難訓練だけがピックアップされがちだが、普段から、当たり前に教育されていることが大切」と加藤さん。伝承活動に加え、地震のメカニズムなど専門的な要素を取り入れた体験プログラム、ワークショップの実施などを視野に入れている。

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シェアオフィス1階のギャラリーで工作を楽しむ親子

「マチナカラフル」始動、釜石大観音仲見世通り〜釜石のまちをアートで彩る、作品案募集 現地でイベント

シェアオフィス1階のギャラリーで工作を楽しむ親子

シェアオフィス1階のギャラリーで工作を楽しむ親子

 

 「釜石のまちをアートで彩りたい!」と活動する市民グループ、ゼロスポット(小笠原梓代表、11人)は、市内の建造物の外壁を飾るプロジェクト「マチナカラフル」を始動。現在、大平町の釜石大観音仲見世通りのシェアオフィス入り口脇に施すアート作品案を募集している。13日は、制作のイメージを膨らませてもらおうと、現地でアートや工作を楽しむイベントが開かれた。

 

 公募作品で壁を飾るシェアオフィスは、2018年5月にオープンした「co-ba kamaishi marudai(コーバ・釜石・マルダイ)」。正面入り口左側の壁(縦190センチ、横95センチ)が“キャンバス”で、絵でも壁に貼り付ける立体造形でもOK。概ね10年程度の展示を想定する。

 

 応募できるのは県内在住の個人や団体。1人(1グループ)3点まで応募可能で、作品案は紙媒体(A4サイズ程度)で提出する。締め切りは今月30日。作品案は10月4~31日まで同オフィス内に展示し、来場者投票を実施。11月1日の審査会では、物件オーナーの宮崎達也さん、本県在住の漫画家そのだつくしさん、釜石大観音(石応禅寺)の都築利昭住職による審査員審査と来場者投票の結果を総合し、受賞作品を決定する。受賞者には制作権と必要な画材など(上限5万円)を進呈する。

 

赤枠部分の壁を彩るアート作品を募集=仲見世のオフィス

赤枠部分の壁を彩るアート作品を募集=仲見世のオフィス

 

 13日のイベントには、応募を考えている人や工作をしたいという親子連れなどが訪れ、主催者が用意した画用紙や粘土、絵の具、段ボールなどを利用し、思い思いに制作を楽しんだ。

 

 中妻町の桜井京子さん(36)は、工作が大好きという長女真衣さん(8)、次女綾さん(6)を連れて来場。同プロジェクトについて「まちが華やぎ、気持ちも明るくなりそう。どんな光景になるかワクワクする」と期待感を高め、「子どもたちも興味を持っているようなので、機会があれば応募させてあげたい」と話した。

 

 「ゼロスポット」は、6期目となった昨年度の釜石○○(まるまる)会議で誕生。パブリックアートなどに興味がある中学生から社会人が集まり結成した。今回の公募にあたり小笠原代表(35)は「これからアートを始めたいという人が一歩踏み出すきっかけにもなれば。制作自体が難しいのであれば、スタッフのサポートも可能。ぜひ気軽に応募してもらいたい」と呼び掛ける。応募の詳細はゼロスポットのフェイスブックページで見ることができる。

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大漁旗に感謝の気持ち乗せ、「釜高祭」でお披露目〜釜石高2年生、動画も撮影「被災地の今」伝える

大漁旗に感謝の気持ち乗せ、「釜高祭」でお披露目〜釜石高2年生、動画も撮影「被災地の今」伝える

自分たちが考える「釜石らしさ」を込めた大漁旗のデザイン画を見つめる釜石高生

自分たちが考える「釜石らしさ」を込めた大漁旗のデザイン画を見つめる釜石高生

 

 東日本大震災から10年。世界中から届いた復興支援への感謝を伝えよう―。釜石高(鈴木広樹校長、生徒447人)の2年生176人は、感謝の気持ちを乗せる大漁旗づくりを進めている。5日に開かれた釜高祭で、クラスごとに考えた大漁旗のデザインをお披露目。投票も行い、一番多く票を集めた絵柄で思いを発信する。

 

 2年生は5クラスあり、それぞれ5人程度で制作チームを結成。虎舞や市の花「はまゆり」、釜石大観音、海産物などを散りばめた、赤や黄などを使った色鮮やかな図柄が生まれた。18カ国語で「ありがとう」を伝えたり、平和の象徴ハトをデザインしたものもある。

 

 プロジェクトは8月下旬に始まった。きっかけは、2年1組副担任の葛西雄子教諭の「来年3月には震災から10年がたつ。復興、感謝の気持ち、頑張っている姿を自分たちらしい形で伝えたいね」という提案。“釜石らしさ”として「大漁旗は!」とヒントを示した。

 

 この提案にリーダーとして手を挙げたのは、太田堅君。核兵器廃絶と世界平和を訴える第23代高校生平和大使として活動している。震災被災地枠で選ばれていて、支援への感謝を伝える役割も担う。「いい機会になる」と、まとめ役になったものの、「人を動かす大変さを実感。テストや新人戦、釜高祭の準備で忙しい中でも協力してくれてうれしい」と苦笑いする。

 

 学校祭後も数日展示し、投票してもらう予定。賛同を多く集めた1点を大漁旗に仕上げる。

 

 完成した旗を使って来年3月に動画の撮影を計画。その動画を太田君がスイス・ジュネーブの国連欧州本部に届け、「被災地の今」を伝える考えだ。

 

 この取り組みは、新型コロナウイルス感染症の影響で流動的。見守る葛西教諭はコロナ禍での活動に不安もあったというが、「生徒たちには何かをやりたい気持ち、伝えたい思いがある」と確信する。

 

 今年の釜高祭は感染予防のため、1日のみの開催で非公開となった。それでも「After the Rain~コロナに負けるな」をテーマに、定時制25人、同校に併設する釜石祥雲支援学校高等部29人とともに、日頃の学びや部活動の成果を披露。お化け屋敷やゲームなどの催しを楽しみ、「雨あがりの晴れ」に期待し、次に進む力を得た。

 

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釜石線開業70周年記念ラッピング列車のペーパークラフトを手にする岩銀中妻支店の行員

ラッピング列車をペーパークラフトに〜釜石線全線開業70周年へ、中妻岩友会

釜石線開業70周年記念ラッピング列車のペーパークラフトを手にする岩銀中妻支店の行員

釜石線開業70周年記念ラッピング列車のペーパークラフトを手にする岩銀中妻支店の行員

 

 釜石市中妻町の岩手銀行中妻支店(猪俣広志支店長)の取引先でつくる親睦団体「中妻岩友会」(小泉嘉明会長、会員64事業者)は、JR釜石線全線開業70周年を記念し運行されているラッピング列車のペーパークラフトを作った。1千枚製作し、半分を会員に配布。地域のイベントなどでの利用も考えており、「釜石線の誕生日を地域で共有できるものになれば」と願う。

 

 釜石線は10月10日に全線開業70周年を迎える。JR東日本盛岡支社はこれを記念し、8月下旬から釜石線70周年の文字をデザインしたラッピング列車を運行している。

 

 この列車の企画を提案、協賛したのが同会。新型コロナウイルス感染症の影響で団体の行事や地域のイベントを行うことができない中でも「元気を発信したい」「華やかな列車を走らせ、地域の活性化につなげたい」と思いを込めた。

 

 ペーパークラフトは同支社が監修した。車両のデザインを担当したのは、文字を独創的な形にアレンジした魅力的な造形表現を特徴とする釜石市出身のアーティスト小林覚さん。カラフルなデザインの中に「釜石線70周年記念銀河ドリームライン」の文字が隠れている。福祉企画会社ヘラルボニー(花巻市)がプロデュースした。

 

 模型は長さ27センチ、幅7センチ、高さ7・5センチほど。型抜きされていて、ミシン目に沿って切り取り、折り目を付けて、のりやテープなどで接着すれば10分ほどで完成するという。

 

 同会の事務所を置く同支店では窓口に模型を置いてPR。猪俣支店長は「コロナ禍で地域活動が制限されるが、できることで70周年の誕生日、地域を盛り上げたい」と力を込める。

 

復興釜石新聞

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CINEPIT映画上映会「ママをやめてもいいですか!?」

CINEPIT映画上映会「ママをやめてもいいですか!?」(2会場開催)

CINEPIT映画上映会「ママをやめてもいいですか!?」

 

『子育てに悩み、つまずき、それでも子どもを愛し抜く 育児に奮闘するすべてのママへ そして、そんなママを支える全ての人へ』笑って泣ける共感度2000%のドキュメンタリー映画がCINEPITに登場です。

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、席数を減らして実施します。(PIT50席、レストハウス30席)
入場時の検温、名簿記載、手指消毒、マスク着用のご協力をお願いいたします。

 

 

上映情報

2020年10月3日(土)
チームスマイル・釜石PIT
①10:30〜 ②13:30〜 ※30分前受付
料金 1,000円(高校生以下無料)
 
2020年10月4日(日)
根浜海岸レストハウス
①10:30〜 ②13:00〜 ※30分前受付
料金 500円(高校生以下無料)
※「根浜あおぞらパーク」とのコラボ開催です。お子様をあおぞらパークでのびのび遊ばせつつ、お母さんお父さんは映画鑑賞・・・などいかがでしょう?もちろん、お子様とご一緒にもご鑑賞いただけます!
※根浜あおぞらパークは悪天候等により中止となる場合があります。その際は「出張CINEPIT映画上映」のみ実施します。
※上映環境が釜石PITと異なるため入場料は安価設定としております。

主催

CINEPIT運営委員会
(釜石まちづくり株式会社、一般社団法人チームスマイル、釜石市、釜石シネクラブ、みやこ映画生協)

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社 TEL 0193-22-3607
作品に関して:シネマリーン TEL 0193-64-5588

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

試食した野田市長(左)らにも好評のジェラート

「魚河岸ジェラート」に新メニュー、“秋味”の食感楽しく 障害者の就労支援も

試食した野田市長(左)らにも好評のジェラート

試食した野田市長(左)らにも好評のジェラート

 

 釜石市魚河岸の魚河岸テラスで提供されている地域の味を取り入れたジェラート。この夏、暑い日が続いたこともあり、売れ行きは好調だ。そこに、市内の福祉施設が製造する菓子を使ったメニューが仲間入り。ティラミス、クッキー&クリームチーズの2種で、落ち着いた深みのある“秋味”として楽しめそうだ。

 

新メニューのティラミス(左)とクッキー&クリームチーズ

新メニューのティラミス(左)とクッキー&クリームチーズ

 

 指定管理者のかまいしDMC(社長・野田武則市長)が運営する店舗「魚河岸ジェラート部」は5月にオープンし、常時10種類程度を販売。浜千鳥の酒かす、藤勇醸造の甘糀(こうじ)や味噌(みそ)おこし、橋野町産のルバーブ(野菜)ジャムなどを使い、地元色を前面に押し出した豊かな味わいがそろう。

 

 新メニューは、鵜住居町にある障害者就労支援事業所「かまいしワーク・ステーション」とのコラボ作。土産品として製造する「釜石の橋野鉄鉱山クッキー」のダブルナッツ、コーヒー&グラノーラを砕いてアイスに混ぜ、2つの味に仕上げた。

 

 10日に同テラスで商品発表会があり、関係者が試食した。野田市長は「落ち着いた深みのある味」と評価。同社の河東英宜取締役事業部長も「クッキーの歯ごたえが残っていて、食感が楽しい。秋向けのフレーバーだ」と手応えを感じている様子だった。

 

 今回の商品開発は、新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが落ち込む福祉関係施設を応援する取り組み。同事業所の山﨑将生業務課長によると、企業からの受注が前年度に比べ3割程度にとどまり、売り上げが大きく落ち込む月もあったという。

 

 試食した感想は「クッキーの味が生かされていて、おいしい。違った形で味わってもらえる機会は新鮮で、いいPRになる」と山﨑業務部長。障害者の就労と社会参画につながる取り組みだと喜んでいる。

 
 ティラミスは土日のみの販売(1日20食限定)で、税込み300円。クッキー&クリームチーズは他のジェラートと同様、シングル280円で味わうことができる。

 

 開店時間は午後2時~同4時まで(月曜定休)。

 

復興釜石新聞

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絆の日×RWC釜石開催1周年記念 セレモニー

[開催延期]絆の日×RWC釜石開催1周年記念セレモニー

絆の日×RWC釜石開催1周年記念 セレモニー

 

絆の日×RWC釜石開催1周年記念セレモニーチラシ(PDF/260KB)

 

本日予定されていました「絆の日×RWC釜石開催1周年記念イベント」は、悪天候により(今後の更なる悪化が見込まれるため)延期となりました。延期日程は未定ですが、日程調整のうえぜひ実施したいと思ってます。(9/25 11:50追記)

日時

2020年9月25日(金) 17時〜19時45分

場所

釜石市民ホールTETTO ホールA

入場料

無料
ご来場者先着200名に釜石ラグビーパイをプレゼント!

プログラム

16:45 開場
17:00 開会
・フィジーvsウルグアイ戦振り返り
・小中学生による感想文発表
・高校生によるボランティア活動報告
18:15 トークセッション
・①元日本代表オンライントーク
NTTコム 山田章仁選手&釜石SW 桜庭吉彦GM
・②「ラグビーのまち」釡石トーク
かまいし絆会議&釡石ラグビー応援団
・甲子中学校生徒によるハカ
19:45 終了予定
[司会 佐野より子]

主催

釜石ラグビー応援団
協力:釜石市、かまいし絆会議、スマイルとうほくプロジェクト

感染症対策

・このイベントは入場定員を400名とさせて頂きます。
・ご来場の際は必ずマスクの着用をお願いします。
・入場時に受付にて手指の消毒、検温、名簿記入をお願いします。(体温が37.5℃以上の方はご入場できません)

問い合わせ

釜石まちづくり(株) 下村
Tel 0193-22-3607

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

オーストラリアへのメッセージ動画を撮影する釜石市内の中学生ら

復興「ありがとう」ホストタウン、東京五輪を機に友好促進〜釜石と豪州中学生交流、メッセージ動画やりとり

オーストラリアへのメッセージ動画を撮影する釜石市内の中学生ら

オーストラリアへのメッセージ動画を撮影する釜石市内の中学生ら

 

 東京五輪・パラリンピックを機に国際交流を進めようと、釜石市と「復興『ありがとう』ホストタウン」相手国のオーストラリアの中学生がメッセージ動画をやりとりする取り組みを始めた。3日に市内の中学生が活動を開始し、同国から届いたビデオメッセージへの返信動画を撮影した。今後、2週に1回ペースで動画を送り合って交流。互いの国に理解を深めながら心を通わせる。

 

 この取り組みは、オーストラリアオリンピック委員会が企画する。来年の大会に合わせて本格実施される教育交流プログラム「ともだち2020」の試行版。8月にスタートし、日本の7自治体で展開されていて、両国から各約20校が参加する。

 

 釜石は同ホストタウン事業の一環として参画する。市内5中学校から2、3年生8人が参加。東海市と合同で実施する海外体験学習事業の参加者で、3月に豪州に派遣予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になっていた。

 

 相手校は南オーストラリア州にあるパラヒルズ高校。中学3年生に相当する8人が参加する。

 

 この日は大町の青葉ビルに6人が集まった。パラヒルズ高で日本語を学ぶ生徒が送った自己紹介動画を視聴。家族構成や好きな食べ物、「日本語の勉強、楽しい。けど、難しい」「宿題、大嫌い」といったメッセージから同年代の生活の様子を感じ取った。

 

 その後、釜石から届ける動画を撮影。英語と日本語の2カ国語で自己紹介した。甲子中2年の佐々凱音(かいと)君は「友達をたくさん作りたい。話しかけてくれるとうれしい」とアピール。ラグビーやスポーツの話を楽しみ、英語力も上げたいと、わくわく感をにじませた。

 

 釜石中2年の佐々有寿(ありす)さんは「現地で直接交流したかったが、つながる機会をもらった。オーストラリアの文化を知りたいし、釜石のことも伝えたい」と、次に届く動画を楽しみにしている。

 

 釜石の8人は10月末まで活動。豪州から届く動画を見て興味を持ったこと、共通点や相違点を探りながら動画を撮って送る。

 

 釜石市は2017年11月に同ホストタウン相手国として豪州を登録し、青少年交流などを推進してきた。市国際交流課の中村達也課長は「交流の形は変わったが楽しく活動し、結び付きを強めてほしい。宝物を得る機会になれば」と見守る。

 

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日鉄釜石、富士大に競り負け 20年ぶりの“全国切符”逸す〜天皇杯サッカー県予選決勝

日鉄釜石、富士大に競り負け 20年ぶりの“全国切符”逸す〜天皇杯サッカー県予選決勝

シュートを放つ日本製鉄釜石のMF浅沼海斗。学生チームの富士大に惜しくも競り負けた

シュートを放つ日本製鉄釜石のMF浅沼海斗。学生チームの富士大に惜しくも競り負けた

 

 サッカーの第70回県選手権兼第100回天皇杯全日本選手権県予選(県サッカー協会主催)決勝は2日、紫波町の県フットボールセンターで行われ、日本製鉄釜石は富士大に0―1(前半0―0)で惜しくも競り負け、20年ぶりの天皇杯出場はならなかった。あと一歩のところまで来て逸した“全国切符”。日鉄釜石の石黒忠利監督は「社会人サッカーを盛り上げるためにも勝ちたかった」としながらも、「選手はここまでよく頑張った。この勢いを今後のリーグ戦につなげたい」と前を向いた。

 

 日鉄釜石は風上に立った前半、サイドを有効に使って攻め込むプランで臨んだ。MF太田代飛鳥主将を中心に左サイドから攻撃を重ねたが、2本のシュートは実らず、無得点のまま折り返した。

 

 後半は富士大が豊富な運動量を発揮し、攻勢に出る。19分、左CKからのこぼれ球をFW阿部が決めて先制した。その後も粘り強くゴールを守り抜き、反撃の芽を摘んだ。

 

 日鉄釜石は前線でキープしきれず、攻めあぐねた。「あわてず、我慢して」というコーチ陣の指示も、球際で粘れず守勢に回り、ノーゴールに終わった。

 

奮闘実らず、悔しさをにじませる太田代飛鳥主将

奮闘実らず、悔しさをにじませる太田代飛鳥主将

 

 大会方式の変更に伴い、例年は決勝から登場するいわてグルージャ盛岡は「Jクラブは出場できない」という条件のため出場できなくなり、4月に行う予定だった準決勝を決勝として実施。しかし、8月30日に組まれた決勝も雷雨のため、この日に順延された。

 

 日鉄釜石は日程変更の影響で、攻撃の軸となっているFW本間達耶、泉沢秀の主力2人を仕事で欠いた。太田代主将は「それでも戦えるチームをつくってきたが、思ったより相手のプレッシャーがきつかった」と悔しさをにじませた。

 

 石黒監督は「残念な結果とはなったが、崩された形の失点ではなかった」と社会人チームとしての意地をのぞかせた。

復興釜石新聞

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広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

 

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

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【表紙】
【P2-3】
・いわて・かまいしラグビーメモリアルイベント
【P4-5】
・国勢調査実施のお知らせ
・国民健康保険被保険者証更新のお知らせ ほか
【P6-7】
・洪水・土砂災害避難案内
・飼い犬の登録と狂犬病予防注射
【P8-9】
・こどもはぐくみ通信
・市民の広場
【P10-11】
・岩手大学 釜石キャンパスだより
【P12-15】
・生涯学習情報誌 まなびぃ釜石
・まちのお知らせ
【P16-17】
・まちの話題
【P18-19】
・保健案内板
【P20】
・釜石の歴史 よもやま話

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020082600019/
釜石市

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元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

コロナ下 友情温める交流試合、釜石シーウェイブス、ヤマハの胸借りる〜久しぶりの「ラグビー」満喫

元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

 

 ラグビー・トップチャレンジリーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグのヤマハ発動機による交流試合は5日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。新型コロナウイルスの影響で、今季の対外試合は両チームとも初めて。ヤマハが前半3トライ、後半にも6トライを重ね、61―5で圧勝した。小雨模様の中、マスク姿で駆け付けた900人余りの観客は、コロナ対策のため禁止されたコールや応援歌の代わりに拍手で選手にエール。久しぶりのゲームの雰囲気を満喫した。

 

 釜石SWはプロップ杣沢誠、束田涼太、フランカーのサム・ヘンウッド、WTB吹越大清の新加入4選手が先発した。しかし、1週間前からコンタクトプレーの練習を始めたばかりという調整不足もあり、前半から大差をつけられる。後半2分にCTBヘルダス・ファンデンボルトが1トライを返すのがやっとだった。

 

 2011年の東日本大震災以降、両チームは毎年のように練習試合を重ね、交流を深めている。

 

交流戦で友情を確かめ合った釜石SW(右側)とヤマハ発動機

交流戦で友情を確かめ合った釜石SW(右側)とヤマハ発動機

 

 昨年9月のラグビーW杯「フィジー対ウルグアイ」で約1万4千人が送った大歓声とは対照的に、この日のスタジアムには、選手の声と体がぶつかる音だけが響いた。スクラムの際には拍手が送られ、SWが後半2分にトライを返すと、大漁旗を振って喜ぶ観客の姿もあった。後半からは元日本代表の人気選手、ヤマハの五郎丸歩が登場し、スタンドのラグビーファンを沸かせた。

 

 ヤマハに圧勝を許した釜石SWの小野航大主将は「クオリティーの低いゲームにしてしまった」と反省しながらも、「コロナ禍の中にあって観客も入り、臨場感のある試合ができた。会場の雰囲気が後押ししてくれた」と感謝した。

 

 ヤマハの桑野詠真主将は「歓声はなかったが、拍手は大きく聞こえた。新鮮な感じだった」と喜ぶ。五郎丸選手は「トップリーグを含め、この試合が今季のキックオフになる」。堀川隆延監督は「震災後、前に進む釜石の姿に接することでわれわれも力をもらえる」と交流戦の持つ意味を強調した。

 

 ラグビーシーズンの日程はコロナの影響で例年より大幅に遅れ、トップリーグ、トップチャレンジリーグともに開幕が来年1月にずれ込む。釜石SWのスコット・ピアースヘッドコーチは「きょうはシンプルなミスも目立ったが、ここから少しずつレベルアップを」、桜庭吉彦ゼネラルマネジャーは「来年1月の開幕へ向け、いい準備をしていきたい」と気を引き締めた。

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