釜石にも秋味 サンマ到来〜初船 28トン水揚げ

2016/09/09|カテゴリー:復興釜石新聞 産業・経済

釜石港に初水揚げされたサンマ=4日正午過ぎ

釜石港に初水揚げされたサンマ=4日正午過ぎ

 

 釜石市新浜町の魚市場に4日、今漁期初のサンマ28トンが水揚げされた。東北沿岸に初めて上陸した台風10号の影響でほとんど漁のなかった浜は、待ちに待った秋味の到来でにわかに活気づいた。

 

 水揚げしたのは、北海道根室市の第68伊勢丸(179トン、村田多紀夫漁労長ら16人乗り組み)。ロシア領200カイリ内で操業し、3昼夜をかけて釜石まで運んできた。「走り」としてはまずまずの大きさで、入札の結果、1キロ当たり630~500円と、昨年の初水揚げ(330~333円)を大幅に上回る高値で買い取られた。

 

 同船は一昨年も釜石にサンマを水揚げしている。村田漁労長(67)は「型は大きく脂の乗りもいいが、今のところ漁は全然だめ。燃料代は高く付くが、釜石の魚市場は日曜日でも受け入れてくれる。地元の水産加工業者の誘いも熱心で、何とか期待に応えたい」と心意気を示すものの、「サンマがこう高くては、魚ばなれが一層進むのでは」と心配する。

 

 待ちに待ったサンマの初水揚げに野田武則市長も駆け付け、飲み物などを差し入れて歓迎。「条件の悪い釜石に水揚げしてくれ、感謝している。他の漁港との格差が広がるようであれば、市としても対策を考えていかなければならない」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年9月7日発行 第518号より)

 

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