山の日制定記念「五葉山フェア」山の魅力 写真や絵画で紹介〜「石楠花荘」早期改修もアピール

2016/08/19|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

山の日制定を記念して開かれた「五葉山フェア」

山の日制定を記念して開かれた「五葉山フェア」

 

 県立自然公園指定50周年・山の日制定記念「五葉山フェア」は8日から11日までイオンタウン釜石で開かれた。五葉山石楠花荘改修促進協議会(会長=市川滋・釜石山岳協会顧問)が主催。五葉山をテーマとした写真や絵画、工芸作品などを展示したほか、山小屋の移り変わりなども写真で紹介。多くの市民に五葉山の魅力を伝えるとともに、老朽化が進む石楠花(しゃくなげ)荘改修の急務をアピールした。

 

 同協議会は釜石山岳協会、釜石勤労者山岳会、五葉山自然倶楽部で構成。同フェアは、自然公園指定50周年に加え、「山の日」(8月11日)が今年から休日になったことを記念して初めて企画し、イオンタウン釜石が会場を提供した。

 

 五葉山自然倶楽部は、これまで開催した「五葉山美術展」「五葉山昭和の記憶」に出品された写真や絵画を提供。チェーンソーアートの木工作品や加盟団体の活動記録を刻んだ記念誌も展示した。五葉山周辺の地図や山小屋の移り変わりも写真などで紹介し、石楠花荘改修の必要性を訴えた。

 

スライド上映に合わせて展示されたチェーンソーアートの木工作品

スライド上映に合わせて展示されたチェーンソーアートの木工作品

 

 11日は、四季それぞれにさまざまな表情を見せる五葉山の花々や動物の魅力を五葉山自然倶楽部がスライドで紹介。「山歩きの秘訣(ひけつ)」について、山のインストラクターによる講話もあった。

 

 会場では買い物客らが足を止め、自然豊かな五葉山の魅力を再認識。陸前高田市から訪れた会社員、石川真一さん(37)は「五葉山の美しい風景をあらためて知った。子どもが大きくなったらぜひ家族で登りたい」と話した。

 

 11日には同協議会のメンバー約40人が、初めて迎える「山の日」を記念して五葉山に登った。

 

 同協議会は今年4月に設立。建設から27年を経て老朽化し、倒壊の恐れもあるという石楠花荘の改修へ向け募金や署名活動を展開している。6月には、改修に役立ててもらおうと、五葉山周辺の3市町で構成する五葉山自然保護協議会(会長=野田武則釜石市長)に100万円を寄付した。

 

 この寄付金を含め募金はこれまでに160万円余りに上るという。市川会長は「五葉山は『花の百名山』の一つにも数えられ、最近では若い人たちの登山者も確実に増えている」とした上で、「27年前は石楠花荘の改築に約1500万円かかっており、今回は少なく見積もっても3~4千万円が必要。行政が(改修へ)動くまで募金活動を続けたい」と思いを込める。

 

(復興釜石新聞 2016年8月13日発行 第512号より)

 

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