ラグビー復興支援マッチ、若手主体 前半は善戦 トヨタに7-59 〜 トヨタと釜石SW 力合わせラグビー教室も開催

2016/07/15|カテゴリー:復興釜石新聞 スポーツ

釜石は敵陣ゴール前のモールを押し込み、フッカー中村彰がトライ

前半35分、釜石は敵陣ゴール前のモールを押し込み、フッカー中村彰がトライ。村井佑太朗のゴールも決まり、7-14と追い上げる=2日、盛岡市・いわぎんスタジアム

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグ(TL)のトヨタ自動車が対戦する復興支援マッチ(トヨタ自動車など主催)は2日、盛岡市のいわぎんスタジアムで行われ、釜石は7-59(前半7-14)で敗れた。若手主体で臨んだ釜石は前半、昨季TL5位のトヨタに果敢に挑戦。2トライを先に奪われたが、35分に敵陣ゴール前のモールを押し込み、フッカー中村彰がトライ。FB村井佑太朗が難しい位置からゴールを決め、7-14で折り返した。しかし後半はタックルが甘くなったところを突かれ、立て続けに7トライを献上。攻めてもノートライに封じられ、完敗に終わった。

 

 春のオープン戦を締めくくる復興支援マッチ。釜石は前週の東芝戦に続き、TL強豪の胸を借りた。

 

復興支援マッチは希望郷いわて国体のPR支援も兼ね、達増拓也知事が野田武則・釜石市長とともに選手を迎える<

復興支援マッチは希望郷いわて国体のPR支援も兼ね、達増拓也知事が野田武則・釜石市長とともに選手を迎える

 

 須田康夫主将ら主力をけがで欠き、新加入の外国人選手がまだ合流していないなど、チームの骨格が整わないまま若手主体で挑んだ。後半は崩れたものの、三浦健博ヘッドコーチ(HC)は「若手主体の先発メンバーで、ある程度やれた」と収穫を挙げる。中でもプロップ高橋拓也、フッカー中村、フランカー木村優太、ダラス・タタナのワークレート(仕事量)の多さを評価した。

 

 前半は鋭いタックルで粘り強く守り、スクラムも安定。簡単にゴールを割らせず、ほぼ互角に渡り合った。35分、得意のモールからトライを決めると、約800人の観客が大いに沸いた。

 

 しかし、メンバーを入れ替えながら戦った後半は、1本のタックルミスをきっかけに崩れる。集中力が途切れると、傷口は一気に広がった。

 

 宮古市出身の2年目、WTBで先発した関東申峻(宮古高―慶大)は果敢なアタックで地元ファンを喜ばせたが、「後半はタックルミスもあった。80分間、集中を継続していかないと、秋(トップイーストリーグ)は厳しい」と反省を口にした。

 

トヨタ、釜石SW 力合わせラグビー教室

 

タグラグビーでトヨタ自動車の選手らに挑む子どもたち

タグラグビーでトヨタ自動車の選手らに挑む子どもたち

 

 復興支援マッチで戦ったトヨタ自動車と釜石シーウェイブスの選手によるラグビー教室が3日、釜石市球技場で開かれた。

 

 釜石や宮古のラグビースクールで活動する子どもたちなど、幼稚園児から中学生まで約100人が県内各地から参加。トヨタから12人、釜石は20人の選手が協力した。

 

 子どもたちは、楕円(だえん)のボールを受け渡すゲームやタグラグビーなどで選手と交流。ゴールキックを競い、ボールが飛ぶと大きな歓声を上げた。

 

 東日本大震災後、トヨタ自動車が被災地で展開する復興支援活動の一環。現役時代はFWのロックで活躍したトヨタ自動車ラグビー部の亀川正広部長(48)は「岩手には工場もあり、ラグビー教室は恩返し活動の一つだが、ウチの選手の方が元気をもらって帰れそうだ」と目を細める。

 

 前日の復興支援マッチでFWのプロップとして先発した高橋洋丞選手(25)は「前半は激しい攻撃を受け、ペースがつかめなかった」と釜石SWの健闘をたたえた。ラグビー教室では小さな子どもたちの人気を集め、「こんなに喜んでもらえて本当にうれしい。釜石はとってもいい所。3年後のラグビーワールドカップもきっと成功するでしょう」とエールを送った。

 

 このほかラグビー部のスタッフやトヨタ自動車の社員ら40人が、鵜住居町の「にこにこ農園」で草取りなどのボランティア活動に取り組んだ。

 

(復興釜石新聞 2016年7月9日発行 第502号より)

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