中小川で「ほたるの里まつり」、ホタルの見ごろ今月中旬まで〜水辺の環境保護、継続確認

2016/07/12|カテゴリー:復興釜石新聞 観光

ほたる娘コンテストでアピールする小佐野小の女子児童

ほたる娘コンテストでアピールする小佐野小の女子児童

 

 ゲンジボタルの生息地で知られる釜石市の甲子川支流、小川川流域の中小川で2日、「ほたるの里まつり」が開かれた。今年で4回目。地元や仮設住宅の住民が歌や踊りを楽しみ、ホタルが生息する、きれいな水辺の環境を守る活動の継続を確認し合った。

 

 会場は中小川集会所前にある甲子町第4仮設団地の駐車場で、紅白の幕で飾った仮設ステージが設けられた。主催する小佐野地域会議の岩切潤議長があいさつ。「市内にはホタルを見ることができるスポットはたくさんあるが、住宅の近くで楽しめるのはここ、小川川が一番だと思う。これから暑くなるが、一緒に歌い、笑って、夏を元気に過ごしましょう」と呼びかけた。

 

 ほたる娘コンテストで幕開け。エントリーした小佐野小の女子児童6人は、「ホタルに名前を付けるとしたら」「ホタルを守るために頑張ること」など審査員の質問に答えて個性をアピール。「誰とホタルを見たいか」との問いに、「いつか恋人と見たい」などと答える子もいて、会場の笑いを誘った。

 

 地元の女性合唱団によるオリジナル曲「蛍の里」、尾崎都さんの歌、舞踊が次々に披露された。飛び入りで踊り出す住民の姿もあり、祭り気分が上昇。小川鹿踊りは華やかに、勇壮に演じられ、会場から大きな拍手が送られた。

 

歌ったり、踊ったり。集まった住民らは一体となって祭りを楽しんだ

歌ったり、踊ったり。集まった住民らは一体となって祭りを楽しんだ

 

 コンテストでは例年、3人がほたる娘に選出されるが、今年は6人全員が選ばれた。出演者への応援など祭りの盛り上げに積極的に取り組んだことが評価。3回目の挑戦で初めてほたる娘になったと大喜びする川端心さん(4年)は「ホタルは光ってきれい。いつまでも光ってほしいから、きれいな川にいるホタルのため、川にごみを捨てない」と意識を高めた。

 

 会場となった仮設団地で暮らす佐々木君子さん(67)は、松原町に整備される県営の災害公営住宅への入居を予定しており、「祭りはやっぱり楽しいね。つられて体が動く。来年は参加できないかもしれない。せっかく知り合いになったから、もう少しみんなと仲良く頑張っていきたい」と話した。

 

 小川川のゲンジボタルは、流域住民の協力で生息環境が守られてきた。今年は6月下旬ごろから発光が見られ、地元住民によると、見ごろは今月中旬までだという。

 

(復興釜石新聞 2016年7月6日発行 第501号より)

 

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