釜石SW、東芝に完敗 TLの壁なお厚く〜WTB小野 終盤に一矢 後半の反攻に光

2016/07/05|カテゴリー:復興釜石新聞 スポーツ

後半、45歳のロック伊藤剛臣がゴールに迫るがトライならず

後半、45歳のロック伊藤剛臣がゴールに迫るがトライならず=26日、北上市総合運動公園

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCは26日、北上市総合運動公園で行われた第18回北上ラグビーフェスティバルで、昨季トップリーグ(TL)2位の東芝と対戦し、5-64(前半0-38)で大敗した。「今季こそ」と昇格を目指す釜石だが、TLチームのパワーとスピードに圧倒され、完敗に終わった。

 

 【釜石SW出場メンバー】①高橋拓也②中村彰③許雄④伊藤剛臣⑤北川勇次⑥ダラス・タタナ⑦木村優太⑧中野裕太⑨南篤志⑩ジェームス・カマナ⑪小野航大⑫マイケル・バートロケ⑬森山裕樹⑭関東申峻⑮沼田邦光▽交代松原裕司(中村)菅原貴広(北川)井上益基也(沼田)菅野朋幸(関東)佐々木裕次郎(森山)佐伯悠(木村)マヘ・トゥビ(高橋)畠山元気(許)

 

 釜石は序盤から東芝の展開ラグビーに翻弄(ほんろう)された。防御網を次々と破られ、なすすべなく10トライを献上。ようやく後半も半ば過ぎから立て直したが、WTB小野航大が終盤に1トライを返すにとどまった。

 

後半36分、WTB小野航大が左隅にトライ

後半36分、WTB小野航大が左隅にトライ

 

 「東芝は日本で1,2番のチーム。ディフェンス、コンタクトプレーでがんばろう、と送り出したが」と三浦健博ヘッドコーチ(HC)。タックルは基本通り低く、粘り強く当たりに行ったものの、スピードに乗ったランは止めきれず、次々と守備ラインを割られた。警戒していたオフロードパスにも対応できず、失点を重ねた。

 

 わずかながら光が見えたのは、後半も半ば過ぎからの反撃。SOをカマナから井上へとチェンジすると攻撃のリズムが格段にテンポアップ。速く細かくパスをつなぎ、相手にボールを渡さない。36分、ここまでほとんどボールに触ることができないでいた小野にパスがつながり、左隅にようやく一矢を報いた。

 

 「劣勢のスクラムも後半は修正できた」と三浦HCは数少ない収穫を挙げた。須田康夫主将に代わりゲームキャプテンを務めた小野は「後半はボールをキープできた。ブレークダウン(タックル後のボール争奪)では勝負にならなかったが、通用する面もあった」と前を向く。

 

 1週間後の7月2日には、盛岡市で行われる復興支援マッチで同じTLのトヨタと対戦する。

 

SH南、先発デビュー 慶大から新規加入

 

 慶応大から新規加入した南篤志(22)がSHで先発デビュー。防戦一方の中、あわやトライと思わせる巧みな突進も見せ、釜石ファンを喜ばせた。

 

 茨城県鹿島市出身で、清真学園高から慶大に進んだ。新日鉄住金本社での新入社員研修を経て今月からチームに合流したばかり。

 

巧みな突進を見せるSH南篤志

巧みな突進を見せるSH南篤志

 

 ストロングポイントは速い球さばき。昨季は関東大学ラグビー対抗戦グループ公式戦のほとんどに出場した。三浦HCは「今のところSHは彼に任せるしかない。きょうは慶応らしいクイックプレーも見せてくれた」と賢いゲームメークを期待する。

 

 昨年5月のIBC杯ラグビーで釜石SWと対戦し、声を掛けられたのが入団のきっかけ。「結果が残せるよう、持てる力を発揮したい」と意気込む。

 

(復興釜石新聞 2016年6月29日発行 第499号より)

 

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