道の駅「釜石仙人峠」1周年 交流5市の物産販売〜初年度は50万人超え 予想を上回る利用に感謝

2016/04/20|カテゴリー:復興釜石新聞 観光

道の駅 釜石仙人峠

「おかげさまで1周年を迎えることができた」と感謝を込めた企画を準備する菊池部長

 

 道の駅「釜石仙人峠」は23日から、1周年記念企画として、釜石市と交流がある自治体の特産品を集めて販売する。姉妹都市の愛知県東海市や、震災支援で経済交流が始まった山口県下松市など5市の産品を紹介。駅を運営する釜石振興開発の菊池利教部長は「それぞれの地域性を感じる、ちょっと変わった商品をそろえた。楽しい1週間になると思いますよ」と来場を呼びかける。

 

 釜石仙人峠は昨年4月21日、県内で31番目、市内では初の道の駅としてオープンした。地元を中心に20軒以上の農家でつくる販売組合が収穫した野菜などを直売するほか、水産加工品、地酒などを販売。「釜石ラーメン」や地元の老舗「藤勇醸造」のしょうゆを使ったソフトクリームを味わえるコーナーもある。

 

 復興需要に加え、橋野鉄鉱山の世界遺産登録や開催地に決まったラグビーワールドカップ(W杯)などの影響で交通量が多く推移することが見込まれ、内陸部から市中心部に入る「玄関口」の拠点施設として、観光PRや利便性向上の機能を発揮している。「三陸沿岸で一番きれい」を目指し、清掃に力を入れているトイレ棟(24時間利用可能)が利用者に好評で、トイレ休憩のために立ち寄る人も多い。特産品などを販売する多目的棟と合わせ、昨年度は50万人を超える利用があったという。

 

オープン1周年を迎える道の駅「釜石仙人峠」。

オープン1周年を迎える道の駅「釜石仙人峠」。ドライブの合間の休憩場所として利用されている

 

 1周年の記念企画では東海市から「えびせんべい」、下松市からは特産品の「来巻(くるまき)にんにく」を使った焼き肉のたれやみそなど。同じ「製鉄のまち」という縁で、震災後から職員を派遣するなどさまざまな支援活動を継続する北九州市からは「くろがね堅パン」「くろがね羊羹(ようかん)」「ネジチョコ」など鉄のまちをイメージさせる商品を取りそろえる。

 
 沖縄市の菓子や茶、米沢市の漬物やこんにゃくなども並ぶ。27日には震災直後から仮設団地などに支援物資を届け続けている栃木県宇都宮市のリサイクルショップ「飛行船」が自社農場で育てた野菜を持ち込む予定。販売期間は23日から1週間としているが、それぞれ数量限定でなくなり次第終了となる。

 

 菊池部長は「お客さまが気持ちよく利用し、安全なドライブにつなげてもらいたいとの思いで、がむしゃらにやってきた。全国各地から予想を上回る多くの利用をいただき感謝。地元の野菜を常に店頭に並べるための取り組みなど課題もあるが、西の玄関口として釜石のありとあらゆる情報を全国に発信していきたい」と意欲を新たにしていた。

 

 5月の大型連休には記念企画第2弾として、米沢牛や早池峰だんご、アユの塩焼きなどの販売を予定している。

 

 道の駅の営業時間は午前9時から午後6時まで。

 

(復興釜石新聞 2016年4月16日発行 第479号より)

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