釜石に営業所を開設、福山通運の子会社 道路の利便性向上に期待

2016/03/17|カテゴリー:復興釜石新聞 産業・経済

釜石市片岸町に開所した東北王子運送の釜石営業所

釜石市片岸町に開所した東北王子運送の釜石営業所

 

 貨物運送業大手の福山通運(広島県福山市、小丸成洋社長)の子会社、東北王子運送(福島県須賀川市)の釜石営業所が7日、釜石市片岸町の国道45号沿いに開所した。「復興道路」に位置づけられる三陸沿岸道路の整備に伴い、同道路と東北横断道との結節点に当たる釜石の利便性が大きく向上すると期待して立地。同社の県内5カ所目となる営業拠点で、配送センターは18日から稼働する。

 

 同営業所は三陸沿岸道の釜石インターチェンジに近い約6千平方メートルの敷地に建設された。鉄骨平屋で、延べ床面積1028平方メートル。トラックなど車両19台を配置し、運転手など地元から20人を新規採用した。

 

 開所式では関係者30人余りが仏式で配送センターの完成を祝った。

 

 営業エリアは釜石、遠野、大槌、山田、宮古の5市町。復興工事の建設資材など当初は1日20トン前後の取り扱いを見込む。関東や東北エリアからの配送が半日程度、釜石からの発送は1日早くなるという。

 

 同社はこれまで、県内は盛岡、北上など内陸部にしか拠点がなく、沿岸部の貨物は他社に委託していた。沿岸部には釜石と同時に久慈市にも拠点を開設。東日本営業部長の小林哲平常務は「沿岸2カ所の拠点が一体となった営業展開が可能になり、三陸沿岸道が無料なこともメリット。コスト削減で競争力アップが期待できる。被災地の早期復興も手伝いたい」と強調する。

 

 同社の誘致に取り組んできた釜石市の関末広企業立地課長は「タテ、ヨコの道路の結節点に当たる釜石港のサービス充実に努め、さらなる企業誘致を進めていきたい」としている。

 

(復興釜石新聞 2016年3月12日発行 第469号より)

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