20年前の父母会もエール〜有志が支援金 互野校長「心強い」と感謝

2016/03/04|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

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互野校長に支援金を手渡す米沢さん(中)と小林さん(右)

 

 釜石南高校硬式野球部が初めて春の選抜高校野球大会に出場した当時の父母会の有志が25日、釜石高校(互野恭治校長)に支援金10万円を贈り、20年ぶりに夢を叶えた同部の甲子園での活躍にエールを送った。

 

 当時の父母会長を務めた米沢英敏さん(73)と事務局長だった小林伸行さん(74)が代表して訪れ、「父母会全員ではないが、応援の気持ちを表したい」と互野校長に支援金を手渡した。

 

 20年前の野球部員は1、2年生合わせて43人。当時の父母会員らは今も、母親らを中心に折を見ては集まり、思い出話に花を咲かせるなど親睦を深めているという。

 

 上中島町で薬局を経営していた米沢さんは2003年に廃業。「文武両道の釜石高の20年ぶりセンバツ出場は私にとっても大きな力になる」と喜ぶ。小林さんは箱崎町で被災し、現在は定内町で仮設暮らし。「20年前は初戦が雨で流れ、父母会員らの宿の手配で大変な苦労を味わった」と当時を振り返る。2人は「雨さえ降らなかったら初戦は勝てていた。今でも残念に思う」と口をそろえた。

 

 同校には甲子園出場後援会が設立され、遠征や応援費などとして5千万円を目標に募金を呼び掛けているが、被災地であることを考慮し個別訪問などは控えている。互野校長は「20年前の関係者がこうして応援してくれるのは心強い」と感謝。「今度は甲子園で勝利し校歌を歌うのが目標だが、甲子園で2試合以上となると(資金は)まだまだ足りない」と、さらなる支援を呼び掛ける。

 

(復興釜石新聞 2016年2月27日発行 第465号より)

 

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