にぎわい創出 交流拠点に〜釜石情報交流センターオープン、多様なイベントに活用「釜石PIT」

2016/01/04|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

にぎわい創出の拠点となる釜石情報交流センターのオープンをテープカットで祝う野田武則市長(中央)ら

にぎわい創出の拠点となる釜石情報交流センターのオープンをテープカットで祝う野田武則市長(中央)ら

 

 釜石市が市内中心部のにぎわいや交流創出の拠点として大町に整備を進めてきた「釜石情報交流センター」が完成し、23日にオープンした。センターは、映画やコンサートなどイベントに使用される多目的集会室と、オランダ生まれのウサギのキャラクターをモチーフとした国内唯一の「ミッフィーカフェ」を中心に構成。隣接して整備する「釜石市民ホール」(仮称)と連動し、市民活動の活性化を図る。カフェには釜石でしか買えないオリジナルグッズもあり、初日から家族連れなど大勢の市民でにぎわった。

 

 センターは鉄骨造り2階建て、延べ床面積約970平方メートル。会議室(2室)、ポスターの印刷や映像・音楽が編集できる市民スタジオ、仕事や勉強に使えるワークスペース(12席)のほか、無料で使えるラウンジ(約200平方メートル)もある。館内はどこでも公衆無線LANが利用できる。

 

 多目的集会室は約160人収容で、市と復興支援協定を結んだ一般社団法人との契約で「チームスマイル・釜石PIT」と命名。来年1月9日にオープンし、映画や首都圏でのライブ上映などイベントが年間40回程度実施される計画だ。オープニング記念イベントとして1月11日にはゴスペラーズのツアーも予定されているが、チケットはすでに完売したという。

 

映画上映など多様なイベントに使用する「釜石PIT」

映画上映など多様なイベントに使用する「釜石PIT」

 

目玉は国内唯一の「ミッフィーカフェ」

 

 多目的集会室で行われた竣工(しゅんこう)式には関係者約50人が出席。野田武則市長は「これまで釜石にはなかった、若い女性や子どもにも愛される施設ができた。多くの市民に親しまれる施設として末永く活用したい」とあいさつ。ミッフィーカフェの開設に尽力したオランダ大使館経済部の小松原和世商務補佐官は「かわいいミッフィーが、人のつながりの仲人になった」と喜んだ。

 

 目玉テナントとなるカフェには、正午のオープンを前に家族連れなど約100人が列を作った。3人の娘と3時間以上も前から並んで一番乗りとなった鵜住居町の金野宏美さん(39)は「復興の第一歩。これをきっかけに釜石が発展してほしい」と願った。長女の恭佳さん(釜石小5年)は「ミッフィー大好き。でも、(キャラクターの形をしたスイーツは)かわいそうで食べられないかも」と複雑な表情。

 

国内唯一のカフェのオープンをミッフィー(左)も祝う

国内唯一のカフェのオープンをミッフィー(左)も祝う

 

 カフェでは、ミッフィーがラグビーボールを抱いたぬいぐるみやマグカップなどオリジナルグッズも販売する。受付カウンターでは、若い女性らが次々にグッズを買い求めていた。

 

2階ラウンジから望むミッフィーカフェ。ガラス張りで目抜き通りが見える

2階ラウンジから望むミッフィーカフェ。ガラス張りで目抜き通りが見える

 

 指定管理者として同センターを運営する釜石まちづくり株式会社の谷澤栄一事業部長は「ハードはできたが、今後はソフトの充実が課題となる。このにぎわいが続くよう、若い人だけではなく、お年寄りも気軽に利用できるような仕掛けを工夫していきたい」としている。

 

(復興釜石新聞 2015年12月26日発行 第448号より)

 

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