防災林の大切さ ジオラマで学ぶ、鵜住居幼稚園 園児ら作って体感

2016/01/04|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

緑あふれるにぎやかなジオラマが完成し、笑顔を見せる鵜住居幼稚園の園児たち

緑あふれるにぎやかなジオラマが完成し、笑顔を見せる鵜住居幼稚園の園児たち

 

 釜石市鵜住居町の鵜住居幼稚園(佐藤順子園長、園児33人)で17日、震災の津波を軽減した防災林の大切さや失われた防災林の再生に向けた取り組みを楽しく学ぶジオラマづくり体験が行われた。

 

 公益社団法人国土緑化推進機構(東京都千代田区)、NPO法人宮城県森林インストラクター協会(利府町)、NPO法人環境パートナーシップいわて(盛岡市)の共催。将来を担う子どもたちに森林や海へ親しみを持ってもらい、海岸防災林再生の取り組みを継承させようと、津波被害の大きかった宮城県を中心に3年ほど前から実施してきた。本県で行うのは今回が初めて。3者の関係者7人が同園を訪れ、津波や塩害を防ぐ防災林の役割や必要性を寸劇で紹介した。

 

 この後、園児はジオラマづくりを開始した。釜石の海岸線をイメージで再現した縦約60センチ、横約1㍍の土台に、木を植え、粘土などで作った乗り物や生き物、家などを配置。森と海、生き物が織りなす風景を伸び伸びと表現したジオラマを完成させた。

 

 ブロックを組み立てた家を作ったという金﨑翔太朗君(6)は「ものをつくることが楽しかった。木を植えれば、海の風から畑を守れることが分かった」、小笠原桃華ちゃん(6)は「かわいいから猫をつくった。動物を大切にしないといけないと思った」と、周りの自然や環境の大切さを感じていた。

 

 震災後、同園の環境整備を支援してきたという環境パートナーシップいわての野澤日出夫代表理事は「園児を対象にしたのは今回が初めてだったが、感性が素晴らしく、きらきらした目で参加してくれた。海、川、山を守り、動物が住める環境をつくることが結果的に人間の生活をつくることにつながる。そういうことを理解するきっかけになれば」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2015年12月19日発行 第446号より)

 

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