海保図画コンクールで全国最高賞〜青い海 輝く笑顔、震災に負けず県内初の快挙

2015/10/29|カテゴリー:復興釜石新聞 文化・教育

最高賞の国土交通大臣賞に輝いた香川彩夏さんの作品

最高賞の国土交通大臣賞に輝いた香川彩夏さんの作品

 

 海上保安庁と海上保安協会共催の第16回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクールの全国審査で、唐丹小1年・香川彩夏さんの作品が最高賞(1点)の特別賞・国土交通大臣賞に選ばれた。釜石海上保安部管内(岩手県)では初の快挙。同コンクールの第2管区海上保安本部(東北地方)関係と、釜石海保関係の受賞者も相次いで選ばれ、後日、表彰式が行われる。

 
 
 同コンクールは、海洋環境保全思想の普及・啓発活動の一環で、2000年からスタート。小学校低学年、同高学年、中学生の部の3部門で作品を募集する。香川さんの作品は釜石海保から東北選考会に推薦され、さらに1517点の中から東北地方の代表作品9点(各部門3点)に選ばれて全国選考審査会に送られた。

 

 最終審査会は今月16日に行われた。全国の応募作品は3万4823点に上った。各地方で厳選した各部門33点、計99点について審査を行い、第16回コンクールの「顔」として香川さんの作品を選んだ。

 

 受賞作は、海中を2人の女児が笑顔いっぱいに泳ぎ、タコ、カニ、色とりどりの魚に囲まれている。海底には海藻、ウニやアワビも描かれた。

 

 香川さんは「お絵描きは好き。夏に大石(海岸)で泳いだのが楽しかった。泳いでいるのは私と、誰か。お父さんが『すごいね。泳いでいる2人の笑顔がいい』と言ってくれた」と受賞を喜ぶ。

 

 唐丹小(一條直人校長、児童53人)は唐丹湾に面して学区が広がり、震災の前年まで釜石海保、唐丹生活学校などとともに片岸海岸で漂流物調査や清掃を続けた。震災の津波で校舎は全壊。児童は唐丹中と隣り合った仮設校舎で学ぶ。今回の同コンクールには38人が出品した。

 

 香川さんの作品をはじめ全国選考会の応募作品99点は26日から11月8日まで、東京都内の3会場で順次公開されている。

 

(復興釜石新聞 2015年10月24日発行 第430号より)

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