サントリー スチール缶新発売〜鉄の街 釜石を盛り上げよう「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」

2015/10/07|カテゴリー:復興釜石新聞 産業・経済

サントリーが制作したオリジナルポスター

サントリーが作成したオリジナルポスター。「鉄の街・釜石を盛り上げよう」と呼びかける

 

 洋酒やビールなど飲料製造・販売大手のサントリーは、釜石市に棒線事業部釜石製鉄所を置く新日鉄住金の製品を使用したスチール缶ビール「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」を6日から新たに発売する。「鉄のふるさと釜石」で広くスチール缶に親しんでもらい、復興にまい進する釜石を盛り上げようとの願いを込め、釜石地域を皮切りに県内、東北へと販売活動を展開する。

 

 サントリーが今回、発売するのはプレミアム・モルツ5千ケース(24本入り)、金麦6千ケース(同)。いずれも新日鉄住金名古屋(愛知県)、広畑(兵庫県)、八幡(福岡県)の3製鉄所で製造するスチール缶を使用。釜石、遠野、大槌地域を皮切りに全国で販売する。釜石市内ではイオンスーパーセンター、キクコーストア、マイヤ、みずかみなどスーパーのほか、酒店などで取り扱う。

 

 これを前にサントリーは1日、釜石市内の飲食店向けに「お役立ち展示会」をホテルサンルート釜石で開催。スチール缶ビールをはじめウイスキーやワインなどの主要製品を並べ、新しい飲み方やメニューなども提案。無料で招いた飲食業者らに利用を呼びかけた。

 

 同社は「鉄の街・釜石」を盛り上げよう―とのキャッチコピーを掲げたオリジナルポスターも作成。仙台支店の高田智康営業担当部長は「スチール缶の良さを広げていこう」と呼びかける。

 

 鈴子町の仮設飲食店街で居酒屋を経営する工藤結城さん(68)は「息子が名古屋製鉄所でスチール缶の製造に従事していて、今回のキャンペーンは本当にありがたい。店の再建へ向け力をもらった」と感謝した。

 

サントリーが開いた「お役立ち展示会」

サントリーが開いた「お役立ち展示会」で、スチール缶を手に取ってみる市内の飲食業者ら

 

 世界的な環境保護の世論の高まりの中、スチール缶は他素材製の容器と比べてリサイクル率が高く、製造時のエネルギー消費や二酸化炭素の発生が少ない「環境に優しい容器」として再認識されている。

 

 新日鉄住金によると、スチール缶のリサイクル率は2012年度で90・8%に上る。八幡製鉄所のお膝元、北九州市ではスチール製の容器を使用した缶ビールは全体のほぼ50%を占めるという。しかし、全国的にはまだ1%程度と少なく、釜石製鉄所の担当者は「釜石でもスチール缶の比率を少しでも高めたい。釜石シーウェイブスの応援などと絡めた〝ご当地缶〟もできれば」と期待する。

 

(復興釜石新聞 2015年10月3日発行 第424号より)

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