ラグビーW杯へ 釜石の思い胸に 高校日本代表候補生、プレーで元気を届けたい

2015/07/03|カテゴリー:復興釜石新聞 スポーツ

ラグビー高校日本代表候補生
宝来館の女将岩崎昭子さんの体験談に耳を傾け、被災地の現状に理解を深めるラグビー高校日本代表候補生

 

 2019ラグビーワールドカップ(W杯)の開催地に決まった釜石市の力になろうと、ラグビー高校日本代表候補生45人が6月27日に訪れ、鵜住居町など被災地の現状に理解を深めた。あいにくの雨模様の中、W杯が行われるスタジアム建設予定地などを見学し、「必ず日本代表に」との思いを膨らませた。

 

 選手らは高校日本代表選考に向け、25日から28日まで北上市を拠点に合宿。この日は社会貢献活動として、釜石市箱崎地区で草刈りのボランティア活動をすることになっていた。

 

 しかし、激しい雨模様となったことから、予定を変更。スタジアム建設予定地に近い鵜住居町根浜の宝来館を訪れ、女将(おかみ)の岩崎昭子さんから震災体験や復興状況などについて話を聞いた。

 

 津波で九死に一生を得た岩崎さんは「いろいろな人の助けがあって今日を迎えている」と感謝。津波の模様などを映像で紹介し、「この地に住み、生き続けることが古里の復興につながる。世界で一番小さいラグビーW杯になるかもしれないが、世界一あったかい大会にしたい。みなさんの力を貸してほしい」と呼びかけた。

 

 市ラグビーワールドカップ推進室の増田久士室長補佐は「普通の人たちがラグビーで釜石に光をともそうとしている。そんな思いを忘れず、日本代表としてがんばってほしい」と激励した。

 

 奈良県・天理高3年の山川力優(りきゅう)さん=プロップ=は「必ず日本代表になり、プレーで被災地に元気を届けたい」と思いを新たに。京都府・京都成章高3年の本郷泰司さん=スタンドオフ=は「復興はまだまだと感じた。当たり前のことのようにラグビーができることが、どれだけ幸せなことか痛感もさせられた」と釜石の印象を話した。

 

 高校日本代表候補生が釜石を訪れるのは3年連続。野田武則市長は「ラグビーW杯開催地でスタジアムがまだないのは釜石だけ。みなさんの後押しが大きな力になる」と感謝した。

 

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