餅まき大盛り上がり、三が日に約4万6千人〜イオン釜石「最高」の正月に


2018/01/11
復興釜石新聞アーカイブ #地域

イオン釜石“4年目の初売り”を彩った餅まき=元日

イオン釜石“4年目の初売り”を彩った餅まき=元日

 

 釜石市内の2018年の初売りは元日からスタート。大型商業施設「イオンタウン釜石」の初売りは午前8時に始まり、福袋販売や各種イベントなどで買い物客を迎えた。元日は、14年3月のグランドオープン期間の日曜日に次ぐ約1万7400人が来店。3日までに約4万6千人(前年比約1千人増)が訪れ、正月三が日の客数としては過去最多を記録した。

 

 専門店とスーパーセンター合わせて約5500個の福袋を用意。カバン店の1千円から宝飾店の54万円まで、各店が趣向を凝らした福袋を販売した。昨年12月26日から館内に福袋の紹介コーナーも設け、購買意欲を高めた。人気商品が初売りならではのお得価格で手に入るとあって、買い物客らは開店と同時にお目当ての売り場に急いだ。

 

 元日午前10時からは、イオン釜石の初売りでは初めてとなる餅まきを実施。1500個の紅白餅の袋には、8割に専門店の特典や粗品進呈の券が入れられ、“福餅”を求めて老若男女が盛んに手を伸ばした。

 

 中妻町の祖父母宅に帰省した盛岡市の小野寺義暁君(7)は家族と餅まきに参加し、「いっぱい取れた。お正月はいとこと遊ぶのが楽しみ」とにっこり。母瑞保さん(36)は「ここの初売りは3回目。いろいろ見て回って何か買いたい。釜石は来るたびにまちの様子が変わり、今回は新しい橋(千年橋)も。目に見えて復興している感じでうれしい」と声を弾ませた。

 

 イオン釜石では来店客が増える年末年始への対応として、従業員駐車場(約200台)を客用に臨時開放。昨年12月27日に開通した千年橋は、国道から同店へのアクセス向上にもつながり、正月中は遠野方面からの車両が駐車場まで連なった。三が日の混雑のピークは元日午後2時半ごろ。駐車場は2日まで、ほぼ満車状態が続いた。

 

 今年3月でオープン4周年を迎えるイオン釜石は、周辺に復興住宅や市民ホールが完成し、外部環境が大きく変わった。森信義モールマネジャーは「市民ホールにはイオンの情報コーナーも設けていただいた。新たな誘客の流れを生み出し、来店客増加につなげたい。イベントスペースの利用促進などで、集いの場としての機能充実も図れれば」と地域密着の施設展開に思いを新たにする。

 

(復興釜石新聞 2018年1月6日発行 第653号より)

 

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