「ミッフィー」ほほ笑むマンホール、大町の歩道にふたを設置〜カードも作製、12月9日から配布


2017/12/11
復興釜石新聞アーカイブ #地域

かわいらしい「ミッフィー」をデザインしたマンホールのふたを笑顔で囲む釜石小1年生

かわいらしい「ミッフィー」をデザインしたマンホールのふたを笑顔で囲む釜石小1年生

 

 釜石市大町の歩道に、世界で知られるウサギのキャラクター「ミッフィー」をモチーフにしたマンホールのふたが設置され、24日、除幕式が開かれた。街のにぎわい創出、観光で訪れる人にもっと釜石を楽しんでもらうのを目的に、市が考案。このマンホールふたの「マンホールカード」も作製し、12月9日から配布する。

 

 ふたは釜石情報交流センター内にある「ミッフィーカフェ」前の歩道に設置された。直径約60センチ、重さ約40キロの鋳鉄製。中央部に白い樹脂で固めたプレートが取り付けられ、ミッフィーの顔と「MIFFY CAFE」の文字が描かれている。

 

 除幕式で、野田武則市長は「たくさんある釜石の良さを発信する一助になれば。観光の名物、新名所として見守っていきたい」とあいさつ。お手伝いにやって来た釜石小1年生13人と一緒に幕のひもを引き、関係者に完成したふたをお披露目した。

 

 かわいらしい顔がお目見えすると、児童らは歓声。ミッフィーが好きな藤原大吾君は「かわいかった。みんなに教える」と笑った。

 

 マンホールふたのデザインは全国に1万2千種類ほどあるとされ、景勝地や名産など「ご当地もの」を丁寧に描いた凝ったものも少なくない。近年、絵柄から歴史や文化がうかがえる「路上の文化物」として魅力を楽しむ愛好家が増え、海外からも注目されているという。

 

「MIFFY CAFE」と刻まれたマンホールのふた

「MIFFY CAFE」と刻まれたマンホールのふた

 

 マンホールカードは、GKP(下水道広報プラットホーム)が企画・監修するマンホールふたのコレクションアイテムで、マンホールふたを管理する都道府県や市町村とGKPが共同で作製したもの。マンホールの魅力を通じて下水道の役割などについて情報発信するとともに、観光振興につなげるという狙いで発行されている。

 

 ミッフィーをあしらったカードは2千枚作製。配布は12月9日からで、同センター内釜石まちづくり会社窓口に行くと、1人1枚を原則的に無料でもらえる。

 

 市ではこのほか、虎舞をあしらったマンホールふたのカードを作製する予定。2019年のラグビーワールドカップに向けて建設中の鵜住居復興スタジアムには、ラグビーにちなんだマンホールふたの設置を検討している。

 

(復興釜石新聞 2017年11月29日発行 第643号より)

 

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