SL銀河 今季ラストラン〜酒田さん(一日駅長)出発合図

2017/10/16|カテゴリー:復興釜石新聞 観光

SL銀河の今季ラストラン。出発を告げる一日駅長の酒田菜穗さん(右)

SL銀河の今季ラストラン。出発を告げる一日駅長の酒田菜穗さん(右)

 

 JR釜石線を走る蒸気機関車「SL銀河」は8日、今季の最終運行を行った。釜石駅(工藤富士雄駅長)はこれに合わせ、「鉄道の旬間(10月11~20日)」の記念行事を実施。一日駅長に委嘱された酒田菜穂さん(小佐野小6年)の合図に合わせて出発する花巻行きの列車を鉄道ファンら約50人が見送った。

 

 白い制服に「一日駅長」のたすきを掛けた酒田さんは、改札口で乗客らに三陸産の塩蔵ワカメや紅白の餅をプレゼント。このあとホームに出て工藤駅長とともに手を挙げ、出発の合図。見送りの大漁旗が翻る中、大きな汽笛とともに列車がホームを滑り出した。

 

 心配そうに見守った酒田さんの父淳さん(42)、母直子さん(42)は、大役を無事終えた菜穂さんと手を取り合って喜んだ。

 

 東京都西東京市の会社員、辻本一夫さん(54)は妻由加里さん(51)ら仲間と「ありがとう! また来年!」の横断幕を掲げて列車に乗り込んだ。4年前から、釜石駅から最終便に乗り続けているSL銀河の大ファン。SLが走る釜石線沿線の写真も撮り続けていて、沿線住民との交流も続いているという。

 

「ありがとう! また来年!」の横断幕を掲げて乗車する辻本一夫さん(右)

「ありがとう! また来年!」の横断幕を掲げて乗車する辻本一夫さん(右)

 

 「SLが走る国内の他の路線は飽きられ始めているところもあるが、SL銀河は今も地元の人に喜ばれている。沿線には私が子どものころの風景がいっぱい残っているし、沿線の人々と交流があるのも他の路線にはない魅力。今後も乗り続けますよ」と辻本さん。由加里さんもうなずいた。

 

 SL銀河運行4年目の今季は4月の第一便から51本を運行。7100人を乗せて釜石線を力走した。大雨による2回の運休はあったものの、平均乗車率は85%に上る。4年間では250本の運行で3万6500人が乗車。平均乗車率80%と”好調”を維持している。

 

(復興釜石新聞 2017年10月11日発行 第629号より)

 

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