ラグビーW杯成功へ初の市民運動〜有志団体スクラム、のぼり旗で機運盛り上げ

2017/10/06|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

 

 2年後に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催を市民サイドから盛り上げようと、有志でつくる民間団体スクラム2017連絡調整会議(石村眞一代表)は27日、釜石市ラグビー子ども未来基金に30万円を寄付した。寄付金を受け取った野田武則市長は「W杯の成功に向けた市民サイドからの具体的な動きはこれが初めて」と、今後の展開に期待を寄せた。同会議は14団体で構成し、8月に市内各所へラグビーW杯開催の機運を盛り上げるのぼり旗400本を設置。これに合わせて市内の企業などから募った協賛金(133万円)の一部をラグビー基金の寄付金に充てた。

 

 のぼり旗は2種類あり、それぞれ青地に白で「JAPAN2019」「釜石には、ラグビーの力がある」とキャッチコピーが記されている。お盆前までに市内全域に設置され、花火大会や釜石よいさで訪れた観光客などにW杯釜石開催をアピールした。

 

 この日は石村代表や鈴木久事務局長らメンバー7人が市役所を訪ね、野田市長に寄付金を手渡した。石村代表は「当初はメンバーの”自腹”で―と企画したが、思いがけず多くの協賛金が集まった。のぼり旗の設置作業にも多くの人が協力してくれた。釜石も捨てたものではないと自信を持った」と報告。「W杯開催後の心配もあるが、釜石を世界にPRする絶好の機会。地域振興の大きな武器にもなる」とエールを送った。

 

 野田市長は「ゼロからのスタートで、W杯の成功には市民の盛り上げが課題。市民の協力を形にすることが大事。みなさんには今後も独自の展開で、少しずつでも応援の輪を広げてほしい」と期待した。

 

 連絡調整会議のメンバーからは「のぼり旗を一番喜んでもらったのは鵜住居の人たち」「W杯は三陸全体の振興をけん引する役割を果たす」「市民の知識、情熱、経験をフルに活用し、世界にPRする大きなチャンス」と前向きな声が相次いだ。

 

 市のラグビー基金にはこれまでに560件、約2億2千万円が寄せられている。

 

(復興釜石新聞 2017年9月30日発行 第626号より)

 

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