活力ある地域社会の実現へ、960事業所・地域経済を支える〜釜石商工会議所創立70周年

2017/10/06|カテゴリー:復興釜石新聞 産業・経済

活力あるまちづくりへ決意を新たにした釜石商議所創立70周年記念式典

活力あるまちづくりへ決意を新たにした釜石商議所創立70周年記念式典

 

 釜石商工会議所(山崎長也会頭)の創立70周年記念式典は26日、釜石市大町の釜石PITで開かれた。終戦直後に設立し、度重なる試練を乗り越えながら地域経済の発展とともに歩んだ歴史を振り返り、歴代役員ら組織運営に尽くした功労者を表彰。節目の年を祝うとともに、東日本大震災からの復興と活気あるまちづくりに一層努めていく決意を新たにした。

 

 同商議所は1924(大正13)年創設の釜石商工会をルーツとし、製鉄業や水産業の隆盛とともにまちの発展が進む中、戦後の47(昭和22)年に社団法人釜石商工会議所として発足。チリ地震津波の襲来、産業の構造転換に伴う製鉄業の相次ぐ合理化、石油危機、バブル経済の崩壊による不況など社会・経済状況の変化や数多くの困難に見舞われながらも総合経済団体として幅広い活動を展開し、地域経済振興をけん引してきた。

 

 震災では、当時1046あった会員事業所の65%が被災し、只越町にある同商議所会館も被害を受けた。ほかの施設を間借りして被災会員事業所の再開に向けた伴走型の支援にあたり、1年後に会館を再建。現在は約960事業所が会員となり地域経済を支えている。

 

 式典には、同商議所役員、議員、職員をはじめ国、県、市の行政関係者、県内の商工団体関係者など合わせて約150人が出席。式辞に立った山崎会頭は創立からの歴史をたどりながら「幾多の困難を乗り越えてきた先輩方の英知と遺業を継承し、地域資源を最大限活用した豊かで活力ある地域社会の実現に向け一丸となってまい進する」と力を込めた。

 

 引き続き、歴代会頭事業所、元役員功労者、永年勤続の役員・議員、優良会員(創業当初からの会員事業所)を表彰。震災直後から釜石の復旧復興に尽力したとして県外の4商議所に感謝状を贈った。

 

 組織運営に尽くし、表彰を受ける功労者

組織運営に尽くし、表彰を受ける功労者

 

 東北経済産業局、県、日本商工会議所が来賓代表として祝辞。野田武則市長は「地域経済の活性化と市民の幸せは表裏一体。企業には後継者不足や人材育成といった問題が山積しており、商議所の今後の尽力を切に願う。70周年を契機に未来を見据えた発展を」と期待した。

 

 式典に合わせて記念誌も発刊した。A4判カラーの115ページ。会員のインタビューなどで歩みをたどる内容で、1200部作成し会員、関係機関に配布する。記念事業として、今年5月に尾崎半島で起きた山林火災からの山林再生や地域振興につながればと願いを込め、焼けたスギを使った置物を作製。記念品として出席者に配った。

 

(復興釜石新聞 2017年9月30日発行 第626号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石のトピックス