ふるさと復興へ熱いエール、釜石はまゆり会32回目の集い〜支援継続誓い合う、160人参加

2017/06/15|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

ふるさと釜石を思いながら、「釜石小唄」に合わせて踊る釜石はまゆり会の集い参加者

ふるさと釜石を思いながら、「釜石小唄」に合わせて踊る釜石はまゆり会の集い参加者

 

 首都圏在住の釜石市出身者やゆかりの人々でつくる釜石はまゆり会(石森寛会長)の32回目の集いが3日、東京都荒川区日暮里のホテルラングウッドで開かれた。釜石から駆け付けた野田武則市長らを含め、前回を上回る約160人が参加。6年前の東日本大震災に加え、昨年夏の台風10号災害、さらに今年5月の尾崎半島山火事と”ご難続き”の古里へ「負けずに前を向こう」と熱いエールを送った。

 

 就任から3年目になる石森会長(61)=町田市=は「こんなに大勢集まっていただき、ありがたい。台風、山火事もあったが、2年後にはラグビーワールドカップ(W杯)もある。前向きに頑張ろう」と呼び掛けた。

 

 総会の部では、震災後から取り組む募金活動で、首都圏以外の個人や団体を含め4260万円余りの支援金が寄せられたことも報告。この1年間に寄せられた支援金の中から100万円が石森会長から野田市長に託された。

 

 支援金100万円を野田市長に託す石森会長(右)

支援金100万円を野田市長に託す石森会長(右)

 

 野田市長は「震災被災者の住まいの再建は本年度がヤマ場」と近況を報告。「今年は近代製鉄発祥160周年、市制80周年の大きな節目。これからも釜石を励まし、応援し続けてほしい」と呼び掛けた。

 

 現在も職員3人を釜石に派遣している荒川区の西川太一郎区長も駆け付け、「今後も支援を続けたい」とエールを送った。

 

 釜石出身の映画監督・佐藤雅道さん(67)は制作を進める映画「奇跡の釜石」について報告。釜石出身の民謡歌手で、昨年の郷土民謡全国大会でグランプリに輝いた佐野よりこさん(46)は「釜石小唄」などを自慢ののどで披露した。

 

 会場には、ラグビーW杯に向けて建設が進む「釜石鵜住居復興スタジアム」をパネルで紹介するコーナーも設けられた。

 

釜石の特産品もたくさん並び、競って買い求める

釜石の特産品もたくさん並び、競って買い求める

 

 千葉県市川市に住む宮本信子さん(64)=旧姓結城=は、新日鉄釜石ラグビー部のマネジャーなどを務めた夫政志さん(64)とともにラグビーW杯を心待ちにする。「チケット買えるかなって、夫婦で気をもんでます」と笑った。

 

 釜石市東前町出身で神奈川県横須賀市に住む佐々木幸子さん(76)=旧姓岩間=の夫實さん(82)は尾崎白浜出身。幸子さんは「古里の兄弟たちと仲がいいので、(山火事を)とても心配しました。住宅へ延焼しなくて本当に良かった」と胸をなで下ろしていた。

 

(復興釜石新聞 2017年6月10日発行 第595号より)

 

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