鵜住居公民館、復旧喜ぶ〜地域住民の集いの場、復興住宅に併設整備

2017/06/13|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

地域の郷土芸能団体が祝いの演舞を披露し、集いの場の完成を祝った

地域の郷土芸能団体が祝いの演舞を披露し、集いの場の完成を祝った

 

 今年1月に開所した鵜住居公民館の復旧を祝う会が4日、釜石市鵜住居町の同館で開かれた。住民らは集いの場の完成を喜び、新しい地域づくりに向けた市民活動充実へ思いを新たにした。

 

 同館は市の出先機関、鵜住居地区生活応援センターを併設する。この2つは震災前、鵜住居地区防災センターに併設されていたが、震災の津波にのまれ、完成から1年余りで流失した。震災後は仮設の施設で出先機関としての業務を行ったが、公民館活動は場所が無く、大幅に縮小した。

 

 新施設は町内中心部の復興公営住宅の建設と合わせて整備。鉄骨造り平屋、延べ床面積は約500平方メートル。多目的室や和室2部屋、調理室などがある。

 

 祝う会は、鵜住居地域会議、同館運営審議会、鵜住居地区復興まちづくり協議会で組織した開催実行委員会が主催。復興途上で、まちびらきにはまだ時間がかかるが、同館や高台への学校の完成を機に、地域の代表者が集い親睦を深め、新しい地域づくりへの機運を高めようと開催した。

 

 地域住民ら約60人が参加。実行委員長の花輪孝吉さん(鵜住居地域会議議長)が「やっと念願の施設が完成。箱崎半島部の公共交通、買い物できる場がないなど悩みはあるが、ここでラグビーワールドカップが開催されることは未来につながるものと期待感もある。この会を連携を深める機会に」とあいさつした。

 

 祝辞に立った野田武則市長は「地域住民が集う核施設が公民館。文化、教養、健康づくりに取り組んでほしい」と期待。同協議会の藤原博会長は「みんなで利用し明るい場所に。住民活動が活発化してほしい」と願った。

 

 乾杯の後、食事を味わいながら歓談。お祝いに駆け付けた田郷鹿子踊、新神町内会大黒舞、日向振興会長月会の手踊り、鵜住居青年会の虎舞を楽しんだ。

 

 同館によると、2010年度の登録自主サークルは18団体あったが、震災後は活動の休止が目立った。場所を変えながら継続した団体もあり、この6年余りで徐々に活動団体は増加。今年4月現在の登録サークルは10団体となっている。鈴木伸二館長は「新たなコミュニティーづくりや、さまざまな生活課題への対応が必要。地域の皆さんと連携し、できる限り、お役に立ちたい」としている。

 

(復興釜石新聞 2017年6月7日発行 第594号より)

 

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