市民ホール工事現場、絵で飾る〜子どもら楽しく共同作業、目抜き通りに活気

2017/05/30|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

 参加者は市民ホールの完成を待ちわびながら、"大キャンバス"にのびのびと好きな絵を描いた

参加者は市民ホールの完成を待ちわびながら、”大キャンバス”にのびのびと好きな絵を描いた

 

 釜石市大町1丁目に建設が進む「釜石市民ホール」の工事現場の仮囲いを市民の絵で飾る催しが21日、行われた。同ホールの今秋の完成に向け、盛り上げを図るプレイベントの第3弾。新施設誕生への期待が込められたカラフルな絵は、囲いが外される8月ごろまで目抜き通りを行き交う人々の目を楽しませる。

 

 絵が描かれたのは、市民ホール建設現場を囲う工事用外壁のうち主要地方道釜石港線に面した部分。横45メートルにわたるキャンバスに見立てた壁面を使い、参加者が思い思いにペンキで絵を描いた。人物や花、魚、虹など釜石の明るい未来を感じさせる楽しい絵が連なり、通りに心弾む雰囲気を醸し出した。

 

 それぞれの絵には作者の名前や作品についてのコメントが添えられている

それぞれの絵には作者の名前や作品についてのコメントが添えられている

 

 バレエを習っているという大渡町の菊池すずちゃん(5)は、踊っている自分の姿をかわいらしい絵で表現。「新しいホールができたら?」との問いに、「バレエの発表会をやりたい」とにっこり。母真輝さん(42)は「震災時は、この建設現場の敷地内に住まいがあり、建物が津波で被災。この子は震災があった年に生まれた」と特別な思いを寄せ、「(すずちゃんが)このホールの舞台で踊るのを楽しみにしている」と仲良く共同作業を進めた。

 

楽しみながら仮囲いに絵を描く参加者ら

楽しみながら仮囲いに絵を描く参加者ら

 

 大ホールのほか、小ホール、ギャラリー、練習室などを備えた市民ホールは順調に工事が進み、10月末には建物が完成する見込み。12月の「かまいしの第九」演奏会で”こけら落とし”を祝い、来年3月まで設備訓練を兼ねて市の行事を開催していく。一般向けの使用開始は4月からになる見通し。

 

 市生涯学習文化スポーツ課の村上純幸課長は「仮囲いの絵で通りがにぎやかになり、人通りが多くなれば。市民が待ちに待った施設なので、こうしたイベントを通じて完成までの気持ちを高めていけたら」と願った。

 

(復興釜石新聞 2017年5月24日発行 第590号より)

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