インバウンド拡大へ〜タイの女性ら、SNSで釜石の魅力発信

2017/02/22|カテゴリー:復興釜石新聞 観光

タイの若い女性らは「雪の釜石」を楽しみ、SNSで発信した=10日、こすもす公園で

タイの若い女性らは「雪の釜石」を楽しみ、SNSで発信した=10日、こすもす公園で

 

 インバウンド(訪日外国人旅行者)の拡大を目指す経済産業省のプロジェクトで、タイの女性3人が10日までの2日間、釜石市に滞在した。釜石の魅力を探訪し、3人は早速SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を駆使し、タイのフォロワーらに釜石の魅力を発信した。旅行シーンは電子書籍にまとめて公開。3月にバンコクの東急百貨店に特設スタジオを設け、釜石の魅力を丸ごと紹介、3人が発見した商品も展示・販売する。

 

 このプロジェクトでは、タイ国内を中心にSNSの発信で影響力のある人(インフルエンサー)として知られる女性をいくつかのグループに分け、全国各地に派遣。名所や食、サービスを体験し、その内容をリアルタイムで発信する。

 

 釜石を訪れたのはメディアの司会者、ネットアイドル、女優、モデルなどで活躍するミャオ=レイコさん、アニーさん、ミンクさん(いずれもペンネーム)。それぞれ10万~50万人のフォロワーを持つ。

 

 3人は7日に仙台空港に到着。電子書籍を制作する日本人スタッフとともに8日まで平泉町を取材。世界遺産を構成する中尊寺金色堂や毛越寺などを訪れた。9日午後から釜石に入り、海辺の地域や橋野町など山間部の魅力を探った。

 

 10日には甲子町洞泉の「創作農家こすもす」を訪れ、雪景色となった公園に感激。運営する藤井了さん(70)、サエ子さん(72)夫妻が、震災以降の遊び場づくり、タイ在住の画家阿部恭子さんによる大壁画制作など、国内外からの支援活動について説明した。サエ子さんの指導でピザ作りも楽しんだ。

 

 日本を訪れるタイの旅行者は、この2年間で5倍に。ミャオさんは高校時代に交換留学生として新潟県で暮らした。大学では日本語を専攻、早稲田大学に留学した。「震災はタイで知った。心が痛んだ。6年が過ぎて、釜石のみなさんが元気になっているように感じます。タイの人は寒さや雪にあこがれます。だから、初めての岩手は楽しい」と印象を話した。

 

 日本人スタッフは「この3人は好奇心いっぱいで、食も楽しんでいる。いいパーソナリティー」と温かく見守った。

 

 3人の岩手紀行を紹介する電子書籍は3月末から、タイの電子書籍販売大手ウークビーで配信する。

 

(復興釜石新聞 2017年2月18日発行 第564号より)

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