「かまりば」漁火酒場、本格開業〜中心飲食店街の再興へ、12店のうち6店は4月までに

2017/02/06|カテゴリー:復興釜石新聞 産業・経済

鏡開きで飲食店街のオープンを祝う市、大和リースなど関係者

鏡開きで飲食店街のオープンを祝う市、大和リースなど関係者

 

 東日本大震災で被災した飲食店街の中心市街地への再建を目指し、釜石大町駐車場隣接地に新たに整備された「釜石漁火酒場かまりば」が1月27日、グランドオープンを迎えた。入居する12店舗のうち、居酒屋6店が開店。残る6店は4月までに順次、営業を開始する。

 

 同施設は、昨年2月に市と連携協定を結んだ大和リース(大阪市、森田俊作社長)が、釜石市大町1丁目の市有地1165平方メートルを活用し整備。軽量鉄骨造り平屋建ての共同店舗3棟(延べ床面積394平方メートル)に13区画を設けた。被災した7事業者、新規の5事業者が同社と入居契約を結ぶ。

 

 グランドオープンには、大町で被災し鈴子町の釜石はまゆり飲食店街で仮設営業する「呑ん兵衛(のんべえ)横丁」から移った「助六」「あすなろ」「やっ子」、新規開店の「飲みすぎ」「よしよし」、キッチンカーから移行した「BEC,K(べック)」が顔をそろえた。

 

 オープニングセレモニーで同社岩手支店の池田康二支店長は「やっと皆さまの熱い思いを実現できる場をご用意できた。交流、にぎわいの場として愛され、地域経済の発展に貢献できるよう精いっぱい頑張っていきたい」とあいさつ。関係者7人で鏡開きを行い、オープンを祝った。

 

 施設名称の「かまりば」は、かたりば、たまりば、ねまりばなど交流の場を示す言葉に、釜石に来ることを造語で表現した「かまる」という言葉を組み合わせたもの。ロゴマークは、中心の「釜」の字を囲むように、はまゆり、虎舞、ラグビー、海の幸を釜石の四季のイメージでデザイン。青葉通り側の敷地の一角に同マークが描かれた看板が設置された。

 

「かまりば」のロゴマーク

「かまりば」のロゴマーク

 

 セレモニー後、各店には常連客やグランドオープンを聞きつけた客らが次々と訪れ、市街地復興に弾みをつける新飲食店街の誕生を喜んだ。27、28の両日は、オープンのチラシに付いた引換券でドリンク1杯が無料になるサービスや「お互いに頑張ろう」のメッセージが込められた熊本地震など全国の自然災害地からの菓子のプレゼントがあった。

 

 市東部地区の復興計画「フロントプロジェクト(FP)1」に位置付けられた飲食店街。野田武則市長は「新しい釜石の飲みどころ、食べどころ、憩いの場として全国に発信していきたい。歴史を築いてきた呑ん兵衛横丁のように、市民や釜石を訪れる人に親しみを持っていただける場所になれば」と期待した。FP1は残る市民ホール(仮称)の完成を待つばかりとなった。

 

かまりばの今後のオープン予定は次の通り。(変更の場合あり)
▽2月=京花(割ぽう)、魚貞食堂(定食)、小太郎(洋風居酒屋)、神威(ジンギスカン)▽3月=萩(居酒屋)▽4月=三陸パスタ(パスタ)

 

(復興釜石新聞 2017年2月1日発行 第559号より)

 

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