地元産材を復興の力に、市に木製品を寄贈〜農林中金 釜石森林組合、ラグビーカフェで活用

2017/02/02|カテゴリー:復興釜石新聞 地域

地域産材を使った木製品の贈呈式

地域産材を使った木製品の贈呈式。ラグビーカフェと青葉ビルで活用し、住民活動や交流の促進に役立てられる

 

 農林中央金庫(農林中金、東京都千代田区、河野良雄理事長)と釜石地方森林組合(久保知久組合長)は23日、東日本大震災の復興支援として、釜石産の杉を使ったテーブルやベンチを釜石市に贈った。木製品は、地域の情報発信拠点「ラグビーカフェ釜石」(鈴子町)と住民活動の拠点「青葉ビル」(大町)で活用。発信力の強化や地域特産品などの販売活性化、コミュニティー形成、まちづくりなどに役立てられる。

 

 農林中金が2011年4月に創設した「復興支援プログラム」の一環。本年度は岩手県に2千万円分を配分し、6市町の8施設への贈呈を予定する。釜石・大槌地区では釜石森林組合と連携し、地域のニーズに応じた製品を届けており、今回は製作費約270万円を助成した。

 

 贈呈式は鈴子町のシープラザ釜石にあるラグビーカフェで行われ、農林中金仙台支店の長井信介副支店長が「木製品が地域振興に役立てば。引き続き農林水産業の振興を通じた取り組みで復興の力添えをさせていただきたい」とあいさつ。久保組合長は「復興の後押し、市民のコミュニケーションの醸成に役立ってほしい」と願った。

 

 ラグビーカフェに贈られたのは、ラグビーボールをモチーフにデザインされた楕円(だえん)形の商品陳列棚1基で、高さは2メートル、幅約80センチ。組み立て式で分解して運ぶことができる。

 

 同カフェディレクターの遠藤ゆりえさんは「立体的で幅広い展示ができそう。『ラグビーのまち釜石』を発信する力にもなる」と歓迎。野田武則市長は「デザイン、発想が素晴らしい。これを契機に、ラグビーワールドカップ釜石開催の盛り上げに取り組むとともに、復興にも全力を尽くしたい」と述べた。

 

 青葉ビルには、鉄製の網が敷かれた中庭や周辺エリアを木のぬくもりであふれる空間として活用するためのウッドデッキ材などを贈った。17日に地域住民らによる組み立てイベントを行い、ベンチ3脚、プランター4基を作製。ウッドデッキ材の敷設も終えている。

 

(復興釜石新聞 2017年1月28日発行 第558号より)

 

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