「自慢の味」大集合、冬の味覚まつり〜「おいしい釜石」満喫、横手から「かまくら」

2017/01/30|カテゴリー:復興釜石新聞 観光

県内外の特産品が集まった冬の味覚まつり

県内外の特産品が集まった冬の味覚まつり。おいしいものを求める人でにぎわった

 

 釜石観光物産協会主催の「かまいし冬の味覚まつり」は21、22の両日、釜石市鈴子町のシープラザ遊で開かれた。市が共催するイベントには、市内をはじめ、県内外の交流都市などの「自慢の味」が大集合。子どもから大人まで楽しめるステージや恒例となった秋田県横手市の「かまくら」も出現し、食と遊びを満喫する家族連れなどでにぎわった。

 

 特産品販売には市内外の29業者・団体が出店。初日は雪が舞い、このイベントにはぴったりの空模様の中で、”できたて熱々”を味わえる釜石ラーメン、花巻市の稗(ひえ)カレーうどん、秋田県横手市の横手やきそば、山形県米沢市の牛串や玉こんにゃく、福岡県北九州市の絆焼うどん―などが人気を集めた。

 

 初出店の「いわて観光キャンペーン推進協議会」は、市内外の菓子店などがクッキーやスポンジケーキを使って表現した「世界遺産橋野鉄鉱山・高炉跡」を展示。3キロのもちを使って3番高炉を作り上げた上中島町の小島製菓、菊地広隆社長は「大変だったけど、地元の食が集まる機会に参加できてよかった。2年後にはラグビーワールドカップもあるので、地元の人に愛される菓子を作り続けたい」と意気込みを見せた。

 

 サケつみれ汁のお振る舞い、本年度の「おいしい釜石コレクション」に認定された菓子や甲子柿の加工品などの試食コーナーにも行列ができた。釜石の新たな味に来場者も興味津々。鵜住居町の岩崎ユリさん(76)は「初めて来たが、いろんなものがあって楽しい。年を取ると出歩くのがおっくうになるが、知らなかった味に出会えたので来てよかった」と、両手いっぱいに買い物袋をぶら下げていた。

 

横手から「かまくら」

 

 屋外には今年も、かまくらと雪の滑り台が設けられ、子どもたちが雪遊びに歓声。熊谷莉緒さん(双葉小1年)、瑠花ちゃん(4)、陸ちゃん(3)姉弟は「滑り台、おっきい。楽しい」と、そり滑りに夢中になった。

 

雪の滑り台は今年も大人気

雪の滑り台は今年も大人気。子どもたちの笑顔が広がった

 

 ステージイベントは釜石ラーメンの早食い、横浜市中区による体操や民族音楽の演奏、花巻市の上根子神楽の演舞など盛りだくさんの企画が用意された。21日は毎年人気のわんこそば大会釜石場所が開かれ、30人の「食士」が2分間に何杯食べられるか勝負。66杯食べて2位になった佐藤優雅君(釜石中1年)は「初めて参加したけど、思ったよりいけた。おいしかった。1位とは1杯差だったのが悔しい。来年も出たい」と話した。

 

 22日には鵜住居町出身の民謡歌手佐野よりこさんが登場。「釜石に帰ってきました。ふるさとっていいな」と笑顔を見せ、昨年秋に開かれた第56回郷土民謡民舞全国大会で最高賞の民謡グランプリ大賞に輝き、内閣総理大臣賞を受けたことを報告した。大会で歌った「南部牛追唄」などを披露。県内の民謡仲間とともに「南部俵積み唄」など、踊りも織り交ぜた多彩な内容で来場者を楽しませた。

 

 佐野さんは震災で両親を亡くし、声を出せない時期もあったというが、「たくさんの仲間に支えられ、皆さんの前で元気な歌声を届けることができるように。両親から残された声と体を使って歌い、おしゃべりすることが供養になる。皆さんの拍手と掛け声で育ててもらっている。これからも楽しんでもらえるよう頑張る」と来場者に語り掛けていた。

 

(復興釜石新聞 2017年1月25日発行 第557号より)

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