思い描く未来のかまいし、環境絵日記11点入賞〜「大賞」に新沼哲舟君(釜小4年)、20日まで展示

2016/10/20|カテゴリー:復興釜石新聞 文化・教育

表彰された11人の児童。「いずれも素晴らしい中身で甲乙つけがたい作品ばかりだった」と野田武則市長

表彰された11人の児童。「いずれも素晴らしい中身で甲乙つけがたい作品ばかりだった」と野田武則市長

 

 「わたしが想い描く未来のかまいし」をテーマに釜石市が募集した「環境絵日記」の表彰作品が決まり、12日、展示会場のイオンタウン釜石2階イベントスペースで表彰式が行われた。応募作品は20日まで展示される。

 

 市内の小学生を対象とした環境絵日記の募集は、2011年12月に内閣府から「環境未来都市」の認定を受けた同市が普及啓発を目的に実施。環境や福祉などをテーマに、自分たちが住むまちに期待(希望)する未来を絵と文章で表現してもらっている。

 

 3年目の今年は、4小学校から166点の応募があり、野田武則市長らによる最終審査で、表彰作品11点(大賞1、金賞5、銀賞5)が選ばれた。入賞者には野田市長から賞状が贈られた。

 

 「かまいし未来大賞」に輝いた釜石小4年の新沼哲舟君は、市民が出したごみの行方に着目し、沿岸南部クリーンセンターで働く人に話を聞いた。絵日記には「溶融炉で、ごみを高温で溶かして処理しているので、あまり灰が出ない。あとは道路用の砂に使ったり、鉄分も再利用していると教えてくれた。ごみもできるだけリサイクルされている。でも、普段の生活でごみを減らすことが大切」とつづり、牛乳パックや空き瓶などのリサイクルで地球が笑顔になっている絵を描いた。

 

 「これからはリサイクルをもっとして、いろいろなものに変えることが大切だと思う」と新沼君。震災で被災し仮設住宅に暮らしており、「今は復興途中だけど、未来の釜石は人口も増えてにぎやかなまちになってほしい」と願った。

 

小学生が思い描く釜石の未来が詰まった環境絵日記展

小学生が思い描く釜石の未来が詰まった環境絵日記展

 

 この他の入賞者の作品は、洋上風力発電などのクリーンエネルギーや豊かな自然に目を向けたもの、高齢者が住みよいまち、子どもの意見を取り入れるまちなど独自の視点が光った。市は優秀作品数点を、30日に横浜市で開かれる「環境未来都市・環境絵日記展2016」(横浜市資源リサイクル事業協同組合主催)に出品する予定。

 

 野田市長は「皆さんが絵日記に描いた夢に向かって歩んでほしい。自分たちの住むまち釜石をさらに住みよい、また、未来へ発信できるまちにしていただきたい」と期待を込めた。

 

 金、銀賞受賞者は次の通り。かっこ内は学校と学年。

 

【金賞】
白石愛莉(甲子4)、佐々木瑞希(小佐野3)、吉田光樹(同4)、前見皇雅(同5)、沖怜(同)
【銀賞】
矢浦望那(釜石4)、菊池悠里(甲子4)、野崎翔愛(同)、小原一輝(小佐野5)、佐藤穂波皇(同)

 

(復興釜石新聞 2016年10月15日発行 第529号より)

 

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